フリーランサー・個人事業主のための制度!節税しながら老後に備える!の巻
こんにちは
マメに働く作業療法士のまめです
まめの夫は一人親方で個人事業主ですので日々、収入の上下に怯えています(私が)。まめ自身は医療職ですので勤めている限り安定して給与がいただけますが、個人事業主はそうはいきません。月々の収入に偏りがあり、なかなか将来のことまで考えてられない…という個人事業主やフリーランサーの方、多くいるのではないでしょうか。節約しながら老後に備える3つの制度のご紹介します。
☟会社員に比べて保障が少なくなってしまう社会保障制度について紹介していますのを合わせて見ていただければと思います。
mamenihatarakuot.hatenablog.com
国民年金基金
国民年金基金は老後の資産を形成しつつ、掛け金は全額所得控除となり節税もできる公的な年金制度なのです。この制度は20歳以上60歳未満の自営業者やフリーランスの方とその配偶者が加入することが出来ます。掛け金は月額6万8000円以内で自由に選択できます。個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入する場合は、その掛け金と合算して月額6万8000円となります。ただこちらの制度にデメリットがあるとすれば、利率が低いこと(1.5%程度)と掛け金が自由に引き出せないことです。また途中解約するには様々な条件があり解約はかなり難しいです。
確定拠出年金(iDeCo)
こちらも上記と同様に掛け金は全額所得控除となり、また運用益も非課税となります。しかし運用先を自分で決める必要があり、投資となるので損をする可能性もあります。老後に資金を先送りしたいけど、損をする可能性もあるので投資に馴染みのない方にはややハードルが高いと思います。前項の国民年金基金の加入対象者と掛け金は同じとなります。
小規模企業共済
こちら名前に「企業」と入っていますが、企業である必要はなく個人事業主やフリーランサーも加入できます。(※開業届を提出していなくても加入できますよ)また掛け金は月1000円~7万円まで500円単位で自分で自由に決めることができます。こちらも全額所得控除の適応です。上記2つとは別枠の所得控除の扱いとなります。また万が一、業績が悪くなり支払いが困難な場合は掛け止めもできます。こちらの共済金は事業を廃業したときに受け取ることができます。受け取りは事業を廃業したときです。
上記の2つの制度に比べて自由度の高い制度となっている分、予定利率は1.0%と低いです。…銀行預金に比べれば利率は高いですし、節税効果がありますのでオススメです。
上記の表では制度を比較にまとめてみました。いきなり付加年金も追加されていますが参考になればと思います。個人投資家で生活されている方は利率重視で確定拠出年金が良いかもしれませんが、なかなか投資と縁がない職人界隈では自分で考えなくて済む国民年金基金なんかが老後の資産形成には有力かもしれません。さらに利率は下がりますが小規模企業共済は自由度が高いのが魅力です。国民年金基金や小規模企業共済の予定利率は年々右肩下がりの傾向がありますので、なるべくはやい加入が望ましいです。今回、記事を書くにあたって調べていると昔の国民年金基金は予定利率が高かったのでかなり魅力的だったんだなぁと思います。